コロナ禍の合間に時間ができ、1泊2日で札幌・小樽に行くことに。
車を運転しないので公共交通機関で、また予算も安く収めるという制約のもと、めいっぱい一人旅を楽しんできました。Blogを書く予定でなく写真が少ないですが、旅の参考にしていただければと思います。
スケジュールと費用
スケジュール
(1日目)
12:40〜13:50 自宅〜関西国際空港
15:05〜17:00 関西国際空港〜新千歳空港
17:30〜18:47 新千歳空港駅〜小樽駅(JR快速エアポート) ※バスの場合、約2時間20分
19:00 ホテル着(ホテルソニア小樽)
19:30〜21:00 ホテルの外で夕食、小樽運河(小樽観光協会HP)散策
新千歳空港に17時到着の便ということで、初日は真っすぐホテルへ向かいました。新千歳空港から小樽駅までは、JR快速電車で1時間20分ほどでした(特急料金不要)。夕食付きのプランでなかったので、外で食事をとりました。コロナ禍ということで、お目当ての寿司屋さんも時短営業。花小路というお店が並ぶ一帯も一時的に閉店していたのが残念。ホテルから徒歩3分のレンガ倉庫の回転寿司「函太郎」に入りました。握り(サーモンなど)220円〜、巻物165円〜と少しお値段はしますが、お寿司を食べられて満足。食後に街を散策して、ホテルに帰り、大浴場の温泉に入浴。1人だったのでシングルで予約しましたが、ツインの部屋を使わせてくれました。就寝。
(2日目)
7:00 朝食
8:00 散歩
9:00 チェックアウトし、散策(水天宮、ルタオ本店)
11:03〜11:32 南小樽駅〜札幌駅 ※JR快速エアポート30分程。普通電車50分程。バスで1時間弱。
12:20〜14:10 さっぽろ羊ヶ丘展望台着 ※北海道中央バスで片道約30分。札幌のバス停の場所に注意。
14:10〜15:40 札幌駅周辺(札幌市時計台、ポプラ並木、大通公園テレビ塔)散策
15:49〜16:26 札幌駅〜新千歳空港駅
17:40〜19:55 新千歳空港〜関西国際空港
22:00 帰宅
お待ちかねの朝食。場所はホテル1階のレンガ倉庫が向かいに見える場所です。ブッフェ形式で海鮮丼(サーモン・いくら・トロ・イカ)、かぼちゃスープ、ザンギ、B級グルメのあんかけ焼きそば、ニシンをいただきます。調子に乗って小樽ワインも飲んじゃいました。朝から幸せなひととき。
チェックアウト後は、20分程歩いて水天宮という神社へ。海が見渡せる高台にあります。そこから15分程歩いてルタオ本店へ。この堺町周辺には、ルタオのお店が5軒あります。朝食でおなかいっぱいになり、食べられないのが残念。本店は9時オープン、ルタオパトスなど他の4軒は10時オープンでした。
南小樽駅から札幌駅まで快速電車で30分程移動。身軽に動けるよう、札幌駅のコインロッカーに荷物を預けました。札幌・小樽でも北海道らしい、大平原に触れられるところに行きたいと思い、さっぽろ羊ヶ丘展望台に行くことに。「大志の誓い」という紙を事務所で受け取り、自分の思いを書いて、クラーク博士像の下の投函口に入れると、事務所の人が回収し、永久?保存してくれるというものもあります。何十年後かにまた足を運んで見返すとおもしろそうですね。他にも羊がいたり、札幌の街中とは違う雰囲気を楽しめるのでおすすめです。
バスで市内に戻り、札幌市時計台、ポプラ並木、大通公園テレビ塔などを巡ります。それぞれ離れていますが、道は割と分かりやすい。明治11年に創建された現存する日本最古の時計塔。当時は4キロ先まで響き渡ったそう。腕時計が普及していなかった時代に、多くの人が1時間ごとに鳴る鐘を聞き、休憩したり、食事をしました。140年、時を刻み続けるなんて働き者ですね。
その後は札幌駅でコインロッカーから荷物を出し、快速電車で35分で新千歳空港に到着。
新千歳空港は見て回るだけで楽しい。お土産を買って、飛行機に乗って、2時間15分のフライトで関空へ。
費用(支出合計 39,440円)
航空券代金+ホテル(1泊朝食付き)23,700円
交通費
自宅〜関空までの交通費(往復) 2,320円
JR新千歳空港空港駅→JR小樽駅 1,910円 ※バスは札幌駅で乗り換え。1,640円
JR南小樽駅→JR札幌駅 750円 ※北海道中央バス・高速おたる号680円
JR札幌駅→JR新千歳空港駅 1,150円
バス代(札幌市内〜さっぽろ羊ヶ丘展望台(往復))480円
食費(1日目夕食、2日目昼食、おやつ) 3,700円
お土産代 4,300円
その他 1,130円(コインロッカー400円、札幌市時計台観覧料200円、さっぽろ羊ヶ丘展望台入場料530円)
ホテル
小樽運河前に位置するホテルソニア小樽さんに宿泊。決め手は、天然温泉と豪華な朝食。
ホテル名を検索すると「ホテルソニア小樽 朝食」と出てくる位、朝食が有名。
隣のホテルノルド小樽さんと同じ系列で、外観がレトロな洋館で倉庫街の重厚な雰囲気にぴったり。内装もリフォームされていて、インテリアもカッコいい。シングルで予約しましたが、ダブルのお部屋を使わせてくれました。
カーテンを開けると、左右に運河が広がる景色の部屋、海と運河が見える最上階の部屋もあるそうです。
天然温泉は、少し温度が低めでしたが、割とコンパクトな落ち着いた浴場でした。ドライヤーもダイソンなど凝っています。そして何より朝食が豪華。滞在時間は短いですが大満足でした。
終わりに
小樽に着いたのが19時前ということもあり、薄暗く、ガス灯のオレンジ色の灯りに染められた街の姿が印象的でした。厳かな洋風建築の建物が立ち並ぶ一方で、駅から離れると閑散としており、そのコントラストがいっそう哀愁を引き立たせました。
「ゴールデンカムイ」で見た風景だなと思いながらも、「なぜ、レトロな洋風建築?」と疑問が生まれ、ホテルに着いて、小樽の歴史を調べました。
明治になり開拓使が置かれ、港湾・鉄道が整備され、最盛期には年間97万トンもの漁獲量を誇ったニシンを始めとする漁(ほぼ人力)の拠点として、石炭等を運び出す港として、樺太やロシアとの貿易拠点として栄え、20もの銀行が建てられ、「北のウォール街」として栄華を誇った時代があったこと。海外・本州からの商人や各地から出稼ぎに来た人が行き交い、明治政府によるインフラ整備が進む時代に、すぐそばにアイヌの人たちの暮らしがあったこと。そんな激動の時代を経て、今、静かな街があるということ。運河沿いを歩きながら、ノスタルジックが止まらなくなりました。
コロナ禍で遠出できてなかったですが、新しい土地に身を運ぶと新たに感じられることも多く「やっぱり旅行いいなぁ。また小樽来よ。今度は誰かと一緒に。」と思いました。