目次
オーバーブッキングとは
どんな事態?なぜ起こる?
みなさんは飛行機に乗る時、事前に座席を指定しますか?
私は社会人になりたての頃、部長の出張の航空券を予約し、席の指定が必要とも思わず、当日オーバーブッキングで部長だけ次の便に乗せてしまうという失態をおかしました。
電車の場合は、繁忙期は乗車率120%や200%でも運行可能ですが、飛行機は100%を超えて座ることはできません。しかし、航空会社は、一定のキャンセル数が発生することを見越して、実際の座席数以上のチケットを販売しています。これは、満席に近い状態でフライトをする前提でチケット料金を算出して販売しており、航空会社としては損失を減らすために1人でも多くの人を多く乗せたいという意図があるからです。
過去の曜日や時間から算出した統計を元に、路線や便ごとに販売数を設定していますが、金曜夕方の「羽田〜伊丹間」は比較的発生しやすいと言われています。このほか、GWやお盆、お正月前後の新千歳、羽田、伊丹、沖縄発着など、混み合うイメージができる便も同様です。
1日2便など、便数が少ないところで発生すると大変なので、そういったチケットはオーバーブッキングが起こりにくいよう販売数を留めています。とは言っても、アメリカは日本の10倍程起こると言いますが、日本ではそう頻繁にはありません。
万が一、オーバーブッキングで飛行機に乗れなくなった場合も、航空会社はしっかりと対応してくださいます。
当日であれば1万円、翌日以降は2万円の協力金(マイル加算の場合もあり)と他の便や他の交通手段への振り替えなど、フレックストラベラー制度は航空会社によって様々ありますので、ご安心ください。
ANA HP「フレックストラベラー制度のご案内」
JAL HP「フレックストラベラー制度」
避けるためにできる3つのこと
3ヶ月の期間で、ANAでは約1900人、JALでは600人程がオーバーブッキングによる登場拒否の対象となったという統計があります。これは実際には、何千人に1人の確率なのですが、ではなぜ私の部長は、すごい確率を引き当てたのでしょうか。できる限りオーバーブッキングによる搭乗拒否とならないために、できることはあるのでしょうか。
1.事前に座席指定する
事前に座席指定をしておくことで、オーバーブッキングによる拒否対象となるのを避けやすくなります。航空券を予約した後に、航空会社のホームページに入って、座席指定をすることができます。ピーチアビエーションなどのLCCでは、指定の場合は有料となりますが、座席指定することで、飛行機時間を快適に過ごすことができますので、その意味でも自分の好きな席を予約しておくのがおすすめです。
2.早めにチェックインする
私の上司の場合はかなりギリギリでチェックインしたこともあり、対象になりました。余裕を持ってチェックインカウンターでの発券を済ませておくことで、拒否対象者になることは避けられやすいと思われます。
3.チェックイン時に荷物を預ける
そもそもそのために荷物を預けるというのはおかしなことですが、チェックインカウンターで預った荷物は、先に飛行機に運んでいきますので、わざわざその方を搭乗拒否の対象に選ばないことが多いです。
(番外編)航路を確認し、飛行機時間を2倍楽しむ!
関西国際空港から新千歳空港に向けて飛ぶ時、右・左どちらの窓側に座りますか?
そもそも通路側派でしょうか?
富士山は見えるのでしょうか?
私は左側の比翼の後ろ側を指定します。
気象の影響で航路は多少異なりますが、離陸してまもなく、淡路島、明石海峡大橋が見えてきて、真四角の公園(鶴見緑地公園?)、琵琶湖が確認できました。しばらくして、中央アルプスらしき山々、着陸近くなると、函館と上空から見てもわかる地形にテンションが上りました。
富士山は右側の窓から見える時もあるようです。
なじみのある関西圏の上空を見るのは、わくわくします。飛行機で過ごす時間も、ただの移動でなく、楽しく過ごせたらいいですね。
関西国際空港→新千歳空港で見える景色
左側の座席→琵琶湖、能登半島、佐渡島、函館
右側の座席→伊勢湾、中央アルプス、十和田湖、八甲田山